大根干す

 この時期になると良く大根が何本も干してあるのを見かけます。 実は何の為に干しているのか知らず、以前から気になってはいたので調べてみました。
 どうやらこの時期に大根を吊るして干すのは沢庵漬を作る為のようですね。 ここらで見る干し方は、葉を付けたまま2本の大根の葉の付け根付近をヒモで縛り、竹棹などに振り分けて干す方法で一般的とされているようです。 地方によっては葉を付けたままにすると大根の養分が葉に供給され続けてしまって好ましくないと言う理由で、葉を落とし葉を落として縄で編んで吊るす方法もあるとの事。 干す期間はおよそ1週間から10日程で、干すのに適しているのは天候の変化が余りない時期って事で11月位が良いそうです。
 干す作業は大根の中の水分を抜き旨味を凝縮させるのが目的で、夜中になっても干しっ放しだと中の水分が凍ってスが入ってしまう為、夜は取り込んだりする等結構気を使うようですね。 への字からU字にまで曲がるくらいまで干したら漬け込みの準備が完了だそうです。
 ただ干してあるだけかと思っていましたが中々手間のかかる作業だったんですね。 流石に家では干すスペースも無いので試すわけにはいきませんが、どの様になって行くのか少々興味があります。 近所にも干している家があったので観察させてもらう事にしましょうか。